2017-11-09

11月9日木曜日 トロイラスとクレシダ②

 シェイクスピアの時代には、誰でも知ってた物語のパロディですが、
ギリシア神話通でないと、ピンとこない内容ですので、
 本番でもいちいち解説しようと思うんですが、この場ですこうしづつ解説しておこうと思います。

トロイ戦争とは、ギリシア神話にでてくるエピソードです。この戦争のモデルのような戦争があったか?は不明です。
 人口が増えすぎたから、口べらししないとな、と考えたトップの神様(ゼウス)が
秩序の女神と相談し、「戦争おこせば減るんじゃない?」と目論んだのが、きっかけです。

 (神話には膨大なエピソードがあるので、この劇に必要なとこだけ抜粋します。)

 戦争のきっかけとして、争いの女神(エリス)が、ある結婚式に招かれなかったのを根に持って、
「一番美しい女神へ」とか書いた平和のリンゴ(金のリンゴ)を神々のいるとこに放り投げ、
 女性の神様が「私こそ」と、争いを起こします。

 ヘラさん、アテナさん、アフロディテさんです。
ゼウスさんは、この審判を、トロイアの王子パリスに丸投げします。
 ヘラさんは、「世界を支配する力」
 アテナさんは「どんな戦も無敵の力」
 アフロディテさんは、「世界一の美女」
を、ワイロにします。
 王子パリスさんは、若かったので、「世界一の美女」をほしがって、アフロディテが勝利します。
アフロディテの力によって、パリスさんは、世界一美しい、スパルタ王メネレーアスの妃、ヘレンを手に入れました。

 すると当然、夫が憤慨し、兄(ミケナイ王アガメムノン)と、ユリシーズ(オデュッセウス)を味方に、
「ヘレンを返せ!」と、トロイ軍とギリシア軍の戦争が勃発し、
 一人の美女ヘレンをめぐって、長い戦争がはじまります。

 「トロイラスとクレシダ」は、戦争勃発から7年目からのエピソードです。

シェイクスピアは、この神話を、全編「ああ、戦争、くっっっだらない!」という下世話なパロディにしています。
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