9月13日金曜日 シンベリン13
「ペリクリーズ」もそうですが、
ロマンス劇というジャンルに分けないと
他のシェイクスピア劇との区別が
説明しにくいのだと思います。
人間ドラマというよりも、
おとぎ話のメルヘンから始まるからです。
このお話では、継母のお妃が、
いかにもおとぎ話的なイジワルなキャラクターを
強調して登場するのが、序幕です。
このあたりでは、時代背景がよくわかりません。
姫はおとぎ話の姫みたいですし、
シンベリン王も、家庭の事情を伝えるだけの出番です。
被害者である姫の
追放された夫はイタリアに逃れます。
いきなり場面が、現代に近く、たぶん
中世のシェイクスピアの時代になります。
シンベリン伝説の頃の古い地図は、
フランスのあたりは、ガリアという地域が多く、
当然、ブリテン島にも、
ミルフォード・ヘブンは存在しません。
だが、夫が逃れたローマのフィラーリオ邸には、
フランス人、オランダ人が存在し、
古代ローマ人ではなく、
イタリア人が堂々と登場します。
ここから、いつもの人間ドラマのセリフが
始まります。
では、序幕の時系列は?
と、いう疑問点は、忘れてしまっていいのです。
ロマンス劇というジャンルに分けないと
他のシェイクスピア劇との区別が
説明しにくいのだと思います。
人間ドラマというよりも、
おとぎ話のメルヘンから始まるからです。
このお話では、継母のお妃が、
いかにもおとぎ話的なイジワルなキャラクターを
強調して登場するのが、序幕です。
このあたりでは、時代背景がよくわかりません。
姫はおとぎ話の姫みたいですし、
シンベリン王も、家庭の事情を伝えるだけの出番です。
被害者である姫の
追放された夫はイタリアに逃れます。
いきなり場面が、現代に近く、たぶん
中世のシェイクスピアの時代になります。
シンベリン伝説の頃の古い地図は、
フランスのあたりは、ガリアという地域が多く、
当然、ブリテン島にも、
ミルフォード・ヘブンは存在しません。
だが、夫が逃れたローマのフィラーリオ邸には、
フランス人、オランダ人が存在し、
古代ローマ人ではなく、
イタリア人が堂々と登場します。
ここから、いつもの人間ドラマのセリフが
始まります。
では、序幕の時系列は?
と、いう疑問点は、忘れてしまっていいのです。
コメントの投稿
刊行が遅れただけあって、いつにも増して濃い内容で、勉強になりました
お礼に付け加えさせていただきますが、第二幕第三場で、バカ息子
クロートン君がイモージェン姫を口説くため楽士を雇って演奏させる
マッティナータ(時間設定が朝なのでセレナーデではない)にシューベルトが
作曲して「聞け聞けひばり」という有名な歌曲になっています
YouTubeに往年の名ソプラノE.シューマンの歌った音源があります↓
https://www.youtube.com/watch?v=3Po3VPfqUjw
シューベルトの歌曲の多くは、ホームコンサートでも歌えるようにギター
伴奏になっていますが、この曲もギターで弾き語りができるかもしれません
美津香さんにリクエストしてもいいかな