3月31日火曜日 エドワード三世14
シェイクスピア劇の「エドワード三世」の解説です。1幕、前回の続き、
対フランス戦争を決定して、部下に戦争準備やら兵隊募集を指示し、このあと、戦場のかっこいい国王が見れる。と、思わせるのですが、ロックスバラ城を包囲していたスコットランド軍を追い払い、ソールズベリー伯爵夫人を救いだすやいなや、夫人に恋をして、恋わずらいに悩む、なんだか情け無い王が、えんえんと続き、あら?どうしちゃったんですか王?という展開になります。片思いの話が百年戦争みたいにすごく長く続くので、(そういうシャレもあるかと思いますが)戦争はどうするの?戦争はいつ始まるの?と、ハラハラします。あげくに彼女を包囲して、恋の戦略を開始し、彼女を占領したい・・・と、つまり戦争にかけた、シャレの恋歌が前半です。
ガーター騎士団設立という史実にかけたラブソングですが、国王は、アーサー王伝説にすごくこだわりがあった、洒落者キャラクターの王様です。
以下は、史実についての紹介ですが、
騎士道に生きるとは、武士道とおんなじ美学の、女子にキャーキャー言われる大スターです。
ファンはもちろん、回りじゅうの期待を裏切らないように、文武を学び、敵を倒し、家族と、子供と、女性とスタッフをぜんぶ守る、大変な美学です。(なかなかできるもんではありませんよね)
それを理想とした王様です、みんなに楽しんでもらうための舞踏会を開催し、騎士のモチベーションのために騎士団を結成し、「人生は舞台ですよ、皆さん」と言ったかどうかはわからないですが、プロデューサー的なパフォーマンスをしてた王様です。
この王のお母さんが強力に怖いキャラクターで伝わっているので、マザコンとは想像しづらいのですが、お母さんとは息子には優しいものたから、もしかしたらやっぱりマザコンか?または優しい女の子に憧れがありすぎか?どちらにしても、女の人大好き国王ですね。
晩年、政治にも協力者だったお妃なくしてから、若いときの覇気もなくして、
「愛人アリス・ベラーズに溺れ、国政をないがしろに」
(河出書房新社 ふくろうの本 石井美樹子「イギリスの王室」)
して部下が困ってた、とのことですから、
この劇の前半のエドワード三世の描写は、人生の史実を、さかさまにしてあります。シェイクスピアによく出てくる、「一切をさかさま」にして、相手役をソールズベリー伯爵夫人にしています。
後半は、戦に勝って凱旋する人生の花舞台です。
「青春が、人生の最後にあるならいいのに」
と、いう、シャレた構成になっております。
みなさま、おからだお大事に!
対フランス戦争を決定して、部下に戦争準備やら兵隊募集を指示し、このあと、戦場のかっこいい国王が見れる。と、思わせるのですが、ロックスバラ城を包囲していたスコットランド軍を追い払い、ソールズベリー伯爵夫人を救いだすやいなや、夫人に恋をして、恋わずらいに悩む、なんだか情け無い王が、えんえんと続き、あら?どうしちゃったんですか王?という展開になります。片思いの話が百年戦争みたいにすごく長く続くので、(そういうシャレもあるかと思いますが)戦争はどうするの?戦争はいつ始まるの?と、ハラハラします。あげくに彼女を包囲して、恋の戦略を開始し、彼女を占領したい・・・と、つまり戦争にかけた、シャレの恋歌が前半です。
ガーター騎士団設立という史実にかけたラブソングですが、国王は、アーサー王伝説にすごくこだわりがあった、洒落者キャラクターの王様です。
以下は、史実についての紹介ですが、
騎士道に生きるとは、武士道とおんなじ美学の、女子にキャーキャー言われる大スターです。
ファンはもちろん、回りじゅうの期待を裏切らないように、文武を学び、敵を倒し、家族と、子供と、女性とスタッフをぜんぶ守る、大変な美学です。(なかなかできるもんではありませんよね)
それを理想とした王様です、みんなに楽しんでもらうための舞踏会を開催し、騎士のモチベーションのために騎士団を結成し、「人生は舞台ですよ、皆さん」と言ったかどうかはわからないですが、プロデューサー的なパフォーマンスをしてた王様です。
この王のお母さんが強力に怖いキャラクターで伝わっているので、マザコンとは想像しづらいのですが、お母さんとは息子には優しいものたから、もしかしたらやっぱりマザコンか?または優しい女の子に憧れがありすぎか?どちらにしても、女の人大好き国王ですね。
晩年、政治にも協力者だったお妃なくしてから、若いときの覇気もなくして、
「愛人アリス・ベラーズに溺れ、国政をないがしろに」
(河出書房新社 ふくろうの本 石井美樹子「イギリスの王室」)
して部下が困ってた、とのことですから、
この劇の前半のエドワード三世の描写は、人生の史実を、さかさまにしてあります。シェイクスピアによく出てくる、「一切をさかさま」にして、相手役をソールズベリー伯爵夫人にしています。
後半は、戦に勝って凱旋する人生の花舞台です。
「青春が、人生の最後にあるならいいのに」
と、いう、シャレた構成になっております。
みなさま、おからだお大事に!
3月29日日曜日 エドワード三世13
解説代行、アルトワのロベール水谷ですよ。あくまで、シェイクスピア劇の解説なので、歴史のテストで、「百年戦争のきっかけを答えなさい。」という問題が出ても、「アルトワのロベールが、ばらしたから」は、正解ではありません。
これが、わかりやすいんではないかと思いますが、「オスプレイ戦史シリーズ2 イングランドの中世騎士 クリストファー・グラヴェット著 株式会社新紀元社 より簡約して引用↓」( )内は補足
「百年戦争の原因はエドワードのフランス王位請求と大陸進攻にあります。このことだけを聞くと、いかにも個人的な野心に基づく要求のように感じます。しかし先に手を出したのはフランス王でした。フィリップ6世にしてみれば旧来の対英政策でしたが、タイミングは最悪、エドワードがフィリップを王と認め臣下の礼を尽くしていたのに、
(エドワード三世はフランスの一部地域の領主だったわけです)
フィリップ6世は英領ギュイエンヌの没収を宣言し、イングランドと長く紛争状態にあるスコットランドへの支援を公然と行い、心身充実のエドワード三世にとっては怒り心頭しつつグッドタイミングでした。」
エドワード三世の、
母上さまがものすごく強くて、お父様エドワード2世の王権を奪い、母上さまとその愛人が仕切っていた国家権力を自分の手に入れて、貴族と協調し、強い味方がいて、スコットランド戦争で実践つんで新たな戦術と自信にあふれた、やる気だらけの若き王の出発、という始まりですよ。
スコットランド問題とは、以前から、ブリテン島を統一したいイングランドは、同盟してスコットランドを誘惑したかったのに、うまいこといかなくて、スコットランドがフランスに助けを求め、フランスはスコットランド守ろうとしたから、「スコットランド気に入らない。」と、関係悪化した、とのことですよ。
この劇の次の場面に、スコットランド王が出て、やたらコケにされてるのはそういう事情ですよ。
また、羊毛や葡萄酒などの、経済の権利と利益も発端の1つだそうですよ。
フランスの「女系の相続をナシにする」
サリカ法については、「ヘンリー5世」1幕2場で、キャンタベリー大司教が、一読しただけではすごいわかりづらい、5ページにわたる解説のセリフがあります。
皆様、お体、お大事に!
これが、わかりやすいんではないかと思いますが、「オスプレイ戦史シリーズ2 イングランドの中世騎士 クリストファー・グラヴェット著 株式会社新紀元社 より簡約して引用↓」( )内は補足
「百年戦争の原因はエドワードのフランス王位請求と大陸進攻にあります。このことだけを聞くと、いかにも個人的な野心に基づく要求のように感じます。しかし先に手を出したのはフランス王でした。フィリップ6世にしてみれば旧来の対英政策でしたが、タイミングは最悪、エドワードがフィリップを王と認め臣下の礼を尽くしていたのに、
(エドワード三世はフランスの一部地域の領主だったわけです)
フィリップ6世は英領ギュイエンヌの没収を宣言し、イングランドと長く紛争状態にあるスコットランドへの支援を公然と行い、心身充実のエドワード三世にとっては怒り心頭しつつグッドタイミングでした。」
エドワード三世の、
母上さまがものすごく強くて、お父様エドワード2世の王権を奪い、母上さまとその愛人が仕切っていた国家権力を自分の手に入れて、貴族と協調し、強い味方がいて、スコットランド戦争で実践つんで新たな戦術と自信にあふれた、やる気だらけの若き王の出発、という始まりですよ。
スコットランド問題とは、以前から、ブリテン島を統一したいイングランドは、同盟してスコットランドを誘惑したかったのに、うまいこといかなくて、スコットランドがフランスに助けを求め、フランスはスコットランド守ろうとしたから、「スコットランド気に入らない。」と、関係悪化した、とのことですよ。
この劇の次の場面に、スコットランド王が出て、やたらコケにされてるのはそういう事情ですよ。
また、羊毛や葡萄酒などの、経済の権利と利益も発端の1つだそうですよ。
フランスの「女系の相続をナシにする」
サリカ法については、「ヘンリー5世」1幕2場で、キャンタベリー大司教が、一読しただけではすごいわかりづらい、5ページにわたる解説のセリフがあります。
皆様、お体、お大事に!
エドワード三世12追伸
すいませんセリフにないのを追加して
説明したもので間違えてます。
あとを継いだのがヴァロワ伯シャルルの息子フィリップ6世です。あとで直します。
説明したもので間違えてます。
あとを継いだのがヴァロワ伯シャルルの息子フィリップ6世です。あとで直します。
3月28日土曜日 エドワード三世12
私、突然、時間ができてしまいましたわけですが
皆様も、同じくご自宅におられることでしょうと思います。
ライブ配信が出来ればいいのですが、
それは不可能なので、かなり詳しい「エドワード三世」の劇の解説を、お読みになってもわかりやすいように工夫しつつ、お送りしたいと思います。昔むかし、シェイクスピアの残した、愛と勇気の物語が、少しでも皆様の、不屈の精神のための、支えとなっていただけたなら、と存じます。
1幕1場、王とアルトワのロベールの、
ちょっとややこしそうな話から、
劇が始まります。
アルトワのロベールは、アルトワ伯の継承問題で、祖国フランスともめて、謀反人となり祖国を追放され、イングランドに亡命しました。(劇の上ではちょい悪みたいな登場です。以下イングランド軍の味方になります、真相は不明ですがちゃっかりした人に描かれている、イングランド貴族になった、世渡り上手の寝返りフランス貴族です。)
この場は、イングランドが知らなかったフランス王位継承権について、この人がイングランド王にベラベラ喋る、スパイ大作戦みたいな始まりです。
王「アルトワのロベールさん、祖国フランスから追放されたあなたですが、我らの味方となって、偉大な貴族でいてください。今日からあなたは、イングランドのリッチモンド伯爵です。では、我々の家系図について説明してください」
アルトワ「アルトワのロベール水谷ですよ。フランス国王フィリップ4世のあとを継いだのが3人の王子ですよ。順番に父親の王座を継ぎましたが、全員、後継を残さず亡くなりました。一見ややこしいのは、このフランスの人たちも、息子におんなじ名前をつけちゃうからです。パパ、フィリップ4世の下にアミダクジみたいな家系図の4人の子供の図を書いてください。長男がルイ10世になりました。この人は3年在位して亡くなりました。長男の次に長女イザベラが生まれて、イングランドのエドワード二世の王妃として嫁ぎました。その王子がエドワード三世陛下、あなたですよ。フランス国王長男ルイのあとを継いだのが、次男フィリップ5世、7年在位して亡くなりました。次に継いだのが三男シャルル4世、7年在位して亡くなりました。もう、あとを継ぐ男の子がいませんでした。このようにフィリップ王の血が絶えますと、謀反人の私の口から言いますが、謀反の心の浅ましさですよ。奴らは、長女イザベラという、陛下の母上さまの権利を無視、母上さまこそ後継なのにですよ、フィリップ4世の弟の息子、つまりフィリップ4世の甥っ子、つまりヴァロワ伯シャルルの息子、フィリップ6世を王にしてしまいました。
(※劇では、ジャン二世にまとめてあります。)
この、シャルルって名前がややこしそうな部分です。三男シャルルとおんなじ名前ですよ、自分で言ってて何言ってんだかわかんなくなりますよ。ヴァロワ伯って人も三男だから三男シャルルですが、ヴァロワ伯シャルルの息子は、王権継いだ三兄弟の、従兄弟ですよ。つまり家系図の上から線を引っ張ると、なんか遠いですよ。母上さまより絶対、遠いポジションですよ。男親から生まれた男子でないと国王として認めないっていうへんてこな屁理屈で、奴らは謀反起こし、陛下を排除しようとしてるんです。フランス人の私がこんなことばらすのは「え〜、ヒレツ」っていう人もいるでしょうけど(まあヒレツだけど)私の誓いは天も照覧、個人的憎悪も恨みもなく(すごいあるけど)祖国への愛と正義のために(祖国愛もうないけど)こうしてチクるんです(保身のために)。今のフランス王権は不正です。暴君引きずり下ろし、平和国家の真の守り手、陛下を立てたい所存なんです、陛下の部下として」
※この内容により、エドワード三世は、
フランス王権要求を決定。
という始まりです。超訳でご説明いたしました。
参考は、白水社「エドワード三世」
河合祥一郎 訳
「イギリス史」「フランス史」山川出版社
「中世のイギリス」エドマンド・キング
他
皆様も、同じくご自宅におられることでしょうと思います。
ライブ配信が出来ればいいのですが、
それは不可能なので、かなり詳しい「エドワード三世」の劇の解説を、お読みになってもわかりやすいように工夫しつつ、お送りしたいと思います。昔むかし、シェイクスピアの残した、愛と勇気の物語が、少しでも皆様の、不屈の精神のための、支えとなっていただけたなら、と存じます。
1幕1場、王とアルトワのロベールの、
ちょっとややこしそうな話から、
劇が始まります。
アルトワのロベールは、アルトワ伯の継承問題で、祖国フランスともめて、謀反人となり祖国を追放され、イングランドに亡命しました。(劇の上ではちょい悪みたいな登場です。以下イングランド軍の味方になります、真相は不明ですがちゃっかりした人に描かれている、イングランド貴族になった、世渡り上手の寝返りフランス貴族です。)
この場は、イングランドが知らなかったフランス王位継承権について、この人がイングランド王にベラベラ喋る、スパイ大作戦みたいな始まりです。
王「アルトワのロベールさん、祖国フランスから追放されたあなたですが、我らの味方となって、偉大な貴族でいてください。今日からあなたは、イングランドのリッチモンド伯爵です。では、我々の家系図について説明してください」
アルトワ「アルトワのロベール水谷ですよ。フランス国王フィリップ4世のあとを継いだのが3人の王子ですよ。順番に父親の王座を継ぎましたが、全員、後継を残さず亡くなりました。一見ややこしいのは、このフランスの人たちも、息子におんなじ名前をつけちゃうからです。パパ、フィリップ4世の下にアミダクジみたいな家系図の4人の子供の図を書いてください。長男がルイ10世になりました。この人は3年在位して亡くなりました。長男の次に長女イザベラが生まれて、イングランドのエドワード二世の王妃として嫁ぎました。その王子がエドワード三世陛下、あなたですよ。フランス国王長男ルイのあとを継いだのが、次男フィリップ5世、7年在位して亡くなりました。次に継いだのが三男シャルル4世、7年在位して亡くなりました。もう、あとを継ぐ男の子がいませんでした。このようにフィリップ王の血が絶えますと、謀反人の私の口から言いますが、謀反の心の浅ましさですよ。奴らは、長女イザベラという、陛下の母上さまの権利を無視、母上さまこそ後継なのにですよ、フィリップ4世の弟の息子、つまりフィリップ4世の甥っ子、つまりヴァロワ伯シャルルの息子、フィリップ6世を王にしてしまいました。
(※劇では、ジャン二世にまとめてあります。)
この、シャルルって名前がややこしそうな部分です。三男シャルルとおんなじ名前ですよ、自分で言ってて何言ってんだかわかんなくなりますよ。ヴァロワ伯って人も三男だから三男シャルルですが、ヴァロワ伯シャルルの息子は、王権継いだ三兄弟の、従兄弟ですよ。つまり家系図の上から線を引っ張ると、なんか遠いですよ。母上さまより絶対、遠いポジションですよ。男親から生まれた男子でないと国王として認めないっていうへんてこな屁理屈で、奴らは謀反起こし、陛下を排除しようとしてるんです。フランス人の私がこんなことばらすのは「え〜、ヒレツ」っていう人もいるでしょうけど(まあヒレツだけど)私の誓いは天も照覧、個人的憎悪も恨みもなく(すごいあるけど)祖国への愛と正義のために(祖国愛もうないけど)こうしてチクるんです(保身のために)。今のフランス王権は不正です。暴君引きずり下ろし、平和国家の真の守り手、陛下を立てたい所存なんです、陛下の部下として」
※この内容により、エドワード三世は、
フランス王権要求を決定。
という始まりです。超訳でご説明いたしました。
参考は、白水社「エドワード三世」
河合祥一郎 訳
「イギリス史」「フランス史」山川出版社
「中世のイギリス」エドマンド・キング
他
3月26日追伸
チャリ様、ミカエル様、ボアーズノーズ様
コメントありがとうございます!
通信4月号は、まずはお送りいたします。
仕切り直しが整いましたら、
本編を、ご覧いただきたく存じます。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます!
通信4月号は、まずはお送りいたします。
仕切り直しが整いましたら、
本編を、ご覧いただきたく存じます。
よろしくお願いいたします。
3月26日木曜日 エドワード三世11
浅草リトルシアター
「超訳 エドワード三世」は、
ごめんなさい
劇場は、自粛いたしますという判断です。
公演は、延期いたします。
ご予約してくださいました皆様
すいません
この状況が落ち着きましたら、
ご連絡いたします。
皆様、お体、お大事に。
公演が、できるようになりましたら
また、よろしくお願いいたします。
くすのきみつか
「超訳 エドワード三世」は、
ごめんなさい
劇場は、自粛いたしますという判断です。
公演は、延期いたします。
ご予約してくださいました皆様
すいません
この状況が落ち着きましたら、
ご連絡いたします。
皆様、お体、お大事に。
公演が、できるようになりましたら
また、よろしくお願いいたします。
くすのきみつか
3月24日火曜日 エドワード三世10
チャリ様 コメントありがとうございます?
これ、いつものシェイクスピアパターンとは
なんか、違うのですが
あまりにきれいにまとまっている構造です。
複数の作家が手分けして作ったとしても、
監修、または総指揮は、
シェイクスピアだと思いますよ。
これ、いつものシェイクスピアパターンとは
なんか、違うのですが
あまりにきれいにまとまっている構造です。
複数の作家が手分けして作ったとしても、
監修、または総指揮は、
シェイクスピアだと思いますよ。
3月23日月曜日 エドワード三世9
チャリ様 コメントありがとうございます
いま、私にわかる範囲で、ご説明しますね。
前半と後半は、シェイクスピアのパターン
いろいろ、シンメトリーになっています。
前半
簡単にソールズベリー伯爵夫人の門に入る王
門を入ってから、征服が困難な王
後半
カレー市の城門から、長い間、入れない王
入って、即、征服する王
前半、スコットランドに包囲される伯爵夫人
→続いて、国王に包囲される伯爵夫人
後半、カレー市を包囲する王
やたら敵に包囲されまくる王子
などです。
p135ト書きの、王とアルトワ登場と、セリフの「陛下」
元のテキストの間違いか、または
↓
クレシーの戦いとポワチエの戦いの間は
10年間の歳月がありますが、
それを一気にまとめています。
カラスの襲撃はクレシー戦のエピソード
→国王メイン
火打石の予言はポワチエ戦のエピソード
→王子メイン
これを混ぜた詩的な表現でこうしてるのかな?
とも思います。
いま、私にわかる範囲で、ご説明しますね。
前半と後半は、シェイクスピアのパターン
いろいろ、シンメトリーになっています。
前半
簡単にソールズベリー伯爵夫人の門に入る王
門を入ってから、征服が困難な王
後半
カレー市の城門から、長い間、入れない王
入って、即、征服する王
前半、スコットランドに包囲される伯爵夫人
→続いて、国王に包囲される伯爵夫人
後半、カレー市を包囲する王
やたら敵に包囲されまくる王子
などです。
p135ト書きの、王とアルトワ登場と、セリフの「陛下」
元のテキストの間違いか、または
↓
クレシーの戦いとポワチエの戦いの間は
10年間の歳月がありますが、
それを一気にまとめています。
カラスの襲撃はクレシー戦のエピソード
→国王メイン
火打石の予言はポワチエ戦のエピソード
→王子メイン
これを混ぜた詩的な表現でこうしてるのかな?
とも思います。
3月21日土曜日 エドワード三世 8
「カレーの市民」
美術の授業で、聞いたことありますよね。
小学生の時、バーモントカレーのこと?
と、思ったものですが、
オーギュスト・ロダンが1888年に完成した、
6人の嘆く市民の、あの彫刻です。
この作品の、元のお話であります。
カレー市を1年以上、包囲したのが、
エドワード三世です。
そのエピソードは、劇の後半にでてきます。
シェイクスピアは、紳士的に侵略を行う
エドワード三世を描いています。
美術の授業で、聞いたことありますよね。
小学生の時、バーモントカレーのこと?
と、思ったものですが、
オーギュスト・ロダンが1888年に完成した、
6人の嘆く市民の、あの彫刻です。
この作品の、元のお話であります。
カレー市を1年以上、包囲したのが、
エドワード三世です。
そのエピソードは、劇の後半にでてきます。
シェイクスピアは、紳士的に侵略を行う
エドワード三世を描いています。
3月20日金曜日 エドワード三世 7
劇が始まってすぐに、スコットランドの
デヴィッド王が登場しますが、
お笑いコーナー的な場面です。
デヴィッド二世は、肖像画はかなりの美男子です。
4歳でエドワード三世の妹と結婚して、
5歳で王位継承しています。
つまりエドワード三世の義理の弟です。
ヘンリー三世の時代から、
イングランドはブリテン島統一したくて、
スコットランドにちょっかい、またはコンタクトとると、スコットランドはフランスに助けを求め友好はうまく行かなかったようで、
劇では、スコットランドは、
ソールズベリー伯爵夫人を包囲し、
たちまちやっつけられちゃう
ほぼ、お笑い担当している、敵という係です。
デヴィッド王が登場しますが、
お笑いコーナー的な場面です。
デヴィッド二世は、肖像画はかなりの美男子です。
4歳でエドワード三世の妹と結婚して、
5歳で王位継承しています。
つまりエドワード三世の義理の弟です。
ヘンリー三世の時代から、
イングランドはブリテン島統一したくて、
スコットランドにちょっかい、またはコンタクトとると、スコットランドはフランスに助けを求め友好はうまく行かなかったようで、
劇では、スコットランドは、
ソールズベリー伯爵夫人を包囲し、
たちまちやっつけられちゃう
ほぼ、お笑い担当している、敵という係です。